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2019 年度 研究成果報告書

双方向通信を伴う分散計算のための情報理論の展開

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06091
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 通信・ネットワーク工学
研究機関東京農工大学

研究代表者

渡辺 峻  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70546910)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード情報理論 / 暗号理論 / 秘密鍵共有 / 秘密計算 / 双方向通信
研究成果の概要

情報理論は従来のように通信システムの漸近的な性能指針を与えるに留まらず,近年は有限長における性能指針を与える手法が発展してきている.本研究では,ネットワークセキュリティにおいて重要な秘密鍵共有や,センサーネットワークのモデルである分散仮説検定の問題などに対して,有限のブロック長における性能指針を与える方法論を発展させることに成功した.

自由記述の分野

情報理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

情報理論は現在の情報通信技術を背後で支える基盤理論である.特に,1970年代から1980年代に発展したマルチユーザ情報理論は近年の無線通信網の発展などに大きく貢献している.一方,情報理論は実用的なシステムを構築する際の指針は与えているものの,理論と実践の間に多少のギャップがあることは否定できない.近年,そのようなギャップを埋めるために,遅延が有限である際の性能指針を与える有限長解析理論が発展してきている.本研究は,そのような有限長解析理論をセキュリティなどを含むいくつかのマルチユーザの問題に展開してものであり,今後の情報通信技術の発展を促進するものであると考えられる.

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公開日: 2021-02-19  

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