研究成果の概要 |
欠損層状ペロブスカイト型 (Bi1-xLax)2SiO5の合成と物性評価に取り組み、x = 0.1の組成において、100 ~ 600 Kの極めて広い温度範囲で比誘電率100以上、温度変化率200 ppm/K以下(商用規格20 ~ 125℃では30 ppm/℃以下)を達成した。一方、アルミネートソーダライト型A8[AlO2]12(XO4)2では、A = Ca, Sr、X = W, Mo, Sの合成と物性評価に取り組み、本系の物性相図を明らかにするとともに、間接型強誘電性、歪みガラス状態、リエントラント構造相転移、反強誘電性などの新規物性相と、PZTを凌駕する優れた焦電発電特性を見出した。
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