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2018 年度 研究成果報告書

癌幹細胞性維持に関与する腫瘍間質由来ニッチ因子の同定と新規治療戦略の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06257
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科学一般
研究機関熊本大学

研究代表者

石本 崇胤  熊本大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (00594889)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード胃癌 / 癌関連線維芽細胞 / 腫瘍間質 / 慢性炎症 / 癌幹細胞
研究成果の概要

癌の再発・転移に深くかかわる癌幹細胞は腫瘍微小環境のニッチ因子を介して癌幹細胞性を維持していると考えられていたが、癌幹細胞ニッチの全貌は明らかになっていなかった。本研究では、癌進展に深く関わるCancer associated fibroblasts(CAFs)を介した、胃癌の新しい浸潤・転移機構を明らかにした。さらに、胃癌CAFsの網羅的遺伝子発現解析の結果、胃癌浸潤を促進するCAFs特異的遺伝子としてロンボイドファミリ―メンバーのRHBDF2を同定し、その機能を解明した。今後、RHBDF2に対する阻害剤を用いた胃癌浸潤・転移抑制に向けた研究の展開が期待できる。

自由記述の分野

腫瘍生物学、消化器外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで癌細胞の性質に依ると考えられていた浸潤・転移が、腫瘍微小環境に存在する線維芽細胞(CAFs)の働きによって引き起こされることを明らかにした。さらにはCAFsを用いた網羅的な遺伝子発現解析によって、胃がん細胞とCAFsの相互作用を介した浸潤・転移機構に重要な新規遺伝子(RHBDF2)を見出しており、胃癌浸潤の新たな分子メカニズムの解明に繋がった。

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公開日: 2020-03-30  

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