研究成果の概要 |
本研究では研究代表者らが同定した自然免疫応答における抑制性免疫受容体であるCD300a, Allergin-1, Clec10a のリガンドを同定した。また、これらの抑制性受容体は、それぞれのリガンドと結合すると、チロシンフォスファターゼSHP-1などを介してFceRI;RI、TLR2、TLR4シグナルを抑制し、マスト細胞、樹状細胞、マクロファージなどの活性を抑制し、その結果、皮膚、気道、腸管などの臓器におけるアレルギー、炎症病態を制御していることを明らかにした。したがって、これらの抑制性受容体は、これらの疾患に対する標的分子となりうることを示した。
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