骨髄由来抑制細胞(MDSCs)とCD8+Tcellsの臓器移植における関係性について検討した。脾細胞をG-CSF/M-CSF、Dexamethasone存在下で培養しMDSCsを誘導した。MDSCsは脾細胞中のCD8+/IL-10+ T細胞を誘導した。MDSCsは細胞膜上のPD-L1の発現増加、CD8+/IL-10+ T細胞側(Tregs)のPD-1の増加を認めた。マウス心臓移植モデルでMDSCs輸注で生存期間延長、病理学的解析ではグラフト内のCD8+/PD-1+細胞の増加を認めた。上記の研究解析からPD-L1+ MDSCsは CD8+/IL-10+ Tregs誘導作用を持つものと考えらた。
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