妊娠糖尿病妊婦は、正常耐糖能妊婦に比べ、夫や医師、看護師などの専門職者からの高いサポートを受けるが、自分自身および児の健康に対する不安が有意に強いことが明らかになった。特に、周産期合併症の出現と、自分自身および生まれた児が将来糖尿病を発症することに対する不安が強いこと、食事療法の中でも特に必要なカロリーや糖質を摂取しながら、高血糖にならない糖質量を見極める事に難しさを感じている事が明らかになった。本研究により、妊娠糖尿病妊婦に対して、具体的な食事療法の提示と実施への支援、および合併症に対する正しい知識提供の必要性が示唆された。
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