研究課題
研究活動スタート支援
並列化有限要素法の開発に必要となる線形解法の効率的な前処理を検討し,以下の成果が得られた.(1)フィルイン付きブロック不完全コレスキー分解(IC)前処理を導入した.静磁界,時間領域渦電流解析において,フィルインを無視したIC前処理よりも収束特性が概ね30 % 改善できることを明らかにした.(2)積層電磁鋼板を含むモデル,IH調理器の解析にフィルイン付きIC前処理を導入した.IH調理器の周波数領域渦電流解析において,導入した前処理はフィルインを無視する方法よりも,約4倍の高速化が達成できた.
計算電磁気学