研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、アルコールによる報酬、耐性、離脱へのμオピオイド受容体神経伝達の関与を特定する初期段階の試みとして、μオピオイド受容体欠損マウスを用いて、(ア) 身体的ストレス負荷時のアルコール摂取量を測定し、ストレスによるアルコール依存の発症と再燃について検討し、 さらに(イ)アルコール慢性処置による報酬効果および関連する細胞内情報伝達系の変化について検討を行った。今回の実験結果から、μオピオイド受容体はアルコール摂取行動や依存性とを繋ぐ可能性のある候補分子であると推察できた。
精神行動医学分野