本研究では文法推論について実問題に対して有効なアルゴリズムに対して研究を行った.学習アルゴリズムの実用的な応用に際して,学習対象となるデータの選定は重要な意味を持つ.本研究では多人数不完全情報ゲームに対してその着手を模倣するアルゴリズムを研究目的とし,文法推論アルゴリズムの新たな応用先を探る手立てとする.特にコンピュータ大貧民およびお邪魔者と呼ばれるカードゲームに対して解析を行い,そのプレイヤーアルゴリズムを構築することを手段として研究目的を達成する.その結果,コンピュータ大貧民およびお邪魔者における有効なアルゴリズムを考案した.
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