(1) アクセス制御論理(ACL)を用いることの利点や適切な役割の追求,(2) ACLで表現されたセキュリティ機能を備えた拡張オブジェクト指向言語,(3) (2)で表現されたプログラムのための解析手法,が本研究の主な学術的,社会的意義である. 堅牢なセキュリティの確保が容易ではないと考えられていた領域において,柔軟かつ洗練された計算モ デルに基づいたアクセス制御を導入.キュリティの専門家ではな い一般のプログラマでも,自身のプログラム中の任意のコンポーネントに対しこれまでより簡単にアクセス制御機能を導入し,外部の危険性に対する頑健性を持たせることが可能となった.
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