研究成果の学術的意義や社会的意義 |
標的型攻撃などによって組織内に侵入したボットによる重大な情報漏えい事件があいついで発生している。一度発生した情報漏えい事件は社会に大きな影響を与える場合があり, これを解決するには膨大な時間と労力と出費が必要となるだけでなく, 完全な解決は不可能な場合もある。ボットを検知することは, 組織の存続にかかわる重要な活動である。また, 最近のボットはウィルス対策ソフトでは検出できない場合が多い。従って, そのボットが行う通信を監視すること以外の方法でこのようなボットを検知するのは難しい。本研究はこのような悪性ボットネットによる被害を小さくしようとするものである。
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