本研究では,早期化する英語教育への一助として,人工的な言語を共創する課題を用いて,母語理解が未成熟な状態にある小中学校児童が言語とは何かを意識的に捉える視点,すなわちことばへの気づきを得るための方法を開発することを目的とした.大きくはその課題中の認知プロセスとメカニズムを明らかにするための研究と,その課題を用いたワークショップの設計につなげるための研究および実践に取り組んだ.前者に関する研究成果は17件の学会発表(内,10件は予稿あり)と1件の雑誌論文にて報告し,後者は1件の学会発表(予稿あり)にて報告した.後者の取り組みにおいて,1件の優秀論文賞を受けた.
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