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2018 年度 研究成果報告書

大域/局所設計情報間の潜在構造の可視化と数理モデル化ー現象理解と仮説導出に向けて

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00295
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 知能情報学
研究機関電気通信大学

研究代表者

千葉 一永  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (50450705)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードデータ解析 / 進化計算 / 航空宇宙工学 / 数値流体解析
研究成果の概要

工学製品の設計に有益な情報は,大域設計情報と局所設計情報に分類される.大域設計情報は経験知を明文化するため,物理的解釈が容易だが革新はない.革新設計に至る仮説は局所設計情報に含まれる可能性があるが,機械学習的に得られた局所設計情報の物理的解釈は困難である.
本研究では,大域設計情報と局所設計情報の間の潜在構造を構造可視化する方法を構築した.これまで各情報を独立に抽出していたが,網羅的に抽出した各情報を有機的に体系化できた.これにより,局所設計情報への物理的解釈が容易になり,数理モデル化につなげられた.

自由記述の分野

設計情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

物理的解釈の困難だった局所設計情報に物理的解釈を加える一手法を創出したことにより,経験知として蓄積できなかった,設計要求を改善するための全く新しい設計情報を獲得でき,革新設計に至る仮説を導くことができるようになった.また,これらの情報を実問題設計にフィードバックすることで,より利便性の高い新たな製品の創出につながり,社会貢献につながるものと期待される.少なくとも本研究内で適用した次期宇宙輸送機の設計では,50年以上停滞しているコンセプトの刷新につながるとともに,今後航空産業への発展にも影響を与えることに鑑みれば,波及性の強い研究成果である.

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公開日: 2020-03-30  

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