我々はこれまでに、生理機能の汎用的シミュレーションソフトウェア群を開発してきた。これまでの生体シミュレーションは、シミュレーションのみでプロセスが閉じていた。本研究では、生理機能の数理モデルを用いたシミュレーションをリアルワールドのデバイス、あるいは異なるシミュレーションプロセスと相互にリアルタイム連携できるフレームワークとしてシミュレータを拡張開発した。モデル記述言語の拡張とシミュレータの機能拡張により、シミュレーション中の変数をリアルタイムに出力する、あるいは、外部のセンサーなどの値をリアルタイムにモデル内パラメータ値として受け取ることを実現した。
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