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2018 年度 研究成果報告書

絶滅危惧種であり国内外来種である魚食魚ハスを、原産地で増やし侵入先で減らすには?

研究課題

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研究課題/領域番号 16K00630
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然共生システム
研究機関北海道教育大学

研究代表者

今村 彰生  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00390708)

研究分担者 山中 裕樹  龍谷大学, 理工学部, 講師 (60455227)
丸山 敦  龍谷大学, 理工学部, 准教授 (70368033)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード繁殖遡上 / 環境DNA / 安定同位体解析
研究成果の概要

今村(2018)が示したように琵琶湖内でのハスの偏在は明らかであり、琵琶湖での現象が外来魚だけによるという仮説は棄却さ れた。今村(2018)とMaruyama et al (2018)が示唆するのは、繁殖河川の環境の悪化である。研究期間全体を通じて、論文4報を公表したが、当初の研究計画にあった九州での侵入地域との比較は進捗が思わしくなかった。定着しているとはいえ個体数やバイオマスの増加傾向を捉えることができなかったためである。 環境DNA解析のためのツール開発は成果(Yamanaka et al 2018)であり、これによって、琵琶湖周辺での繁殖状況について詳細を解明することが出来た。

自由記述の分野

保全生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

琵琶湖淀川水系の固有種であり、上位捕食者であるハスについて、その繁殖状況について詳細を示すことができた。その過程において、種特異的なDNA検出系を確立することが出来た。繁殖に着目することで、琵琶湖への流入河川の環境変化が大きな影響を及ぼしているという科学的な示唆を得ることができた。

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公開日: 2020-03-30  

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