研究課題/領域番号 |
16K00938
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 長野県立大学 (2018) 長野県短期大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
中澤 弥子 長野県立大学, 健康発達学部, 教授 (50320932)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 学校給食 / 食育 / 健康 / 栄養 / 環境 / 食文化 |
研究成果の概要 |
本研究は、スウェーデン、イタリア、ドイツ及び日本において、学校給食及び食育に関して学校給食施設の視察、関係者への聞き取り調査を行い、各地の学校給食と食育の特徴、課題や長所を明らかにし、学校給食や食育を豊かに改善する取組みや事例など、関係者に役立つ情報を収集することを目的として行った。 その結果、スウェーデンおよびイタリアでは、有機食品の利用率向上が目標とされ、ドイツでは、1日授業を行う学校での学校給食の提供が義務化されていた。日本では、2020年度までに、地場産物を使用する割合を30%以上、国産の食材を使用する割合を80%以上とする目標があるが、有機食品の利用についての目標はなかった。
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自由記述の分野 |
生活科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2005年に食育基本法が制定され、食育によって国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことが目的とされている。なかでも、子どもたちに対する食育は、生涯にわたる健全な心と身体を培い豊かな人間性を育んでいく基礎となるもので、学校教育において食育を推進することが学習指導要領や学校給食法で明記され、食育の推進における学校給食の役割が重要となっている。本研究では、欧州3国と日本の学校給食および食育について、味覚教育・健康教育・環境教育・食文化及び食農教育の視点に注目して調査し、課題や優れた特徴等を明らかにし、学校給食や食育を豊かに発展させる情報を収集した。
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