本研究は,幼小連携を基盤とし,数学の認識段階を明らかし,その上で,幼稚園・保育所・認定こども園,さらには家庭でも教育・保育が実践可能な幼児の認識に見合った数学に関する遊び学びプログラムの開発を目指した。研究の結果,継続的な調査により,3~5歳児の子どもの数学に関する一定の認識を明らかにすることができ,さらには,教育・保育に有効なプログラムとしてEffective Simple Mathematics Play(数学遊び学び)の開発を行うことができた。なお,このプログラムについて実際に実践の結果,一事例研究ではあるが,その妥当性が示された。
|