本研究では、商品特性に応じた物流センターのあるべき姿を提案するための研究を行った。通過商品のみを扱う物流センターでは、商品の入荷から出荷までのマテリアル・ハンドリングを効率化する数理最適化モデルの構築と解法の提案を行った。在庫商品を扱う物流センターでは、商品ごとの需要量や需要頻度などの商品特性に応じたオーダーピッキング方式を採用することの有効性を検証した。また、在庫商品を仮置きするリザーブエリアとオーダーピッキングを行うフォワードエリアが存在する物流センターでは、入荷・補充・出荷の全体最適化を実現するモデルを提案し有効性の検証を行った。
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