災害救助ロボットをマルチエージェントとし、フィールド上に配置された全ての負傷者を効率的に救助するようモデル化した「災害救助問題」を取り組んできた。協調性のある知的エージェントをデザインするために、負傷者救助を優先するエージェントとガレキ撤去を優先するエージェントに分け、異なる報酬値の与え方で役割分担させ、効率的な救助ができた結果が得られた。 また、避難エージェントと誘導エージェントからなるマルチエージェントシステムを用いて、避難誘導における最適な誘導員の配置条件と割合などを検討した。地元を対象とした比較実験から避難誘導開始人数が多ければ避難効率が減少することが分かった。
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