本研究成果を実験的新規Th1型アジュバントの評価に組み入れることで、数少ない実用化された新しいアジュバントであるAS04やAS03で問題となった、AS04が添加された子宮頸がんワクチン接種後に全身的で多様な痛みを生じる健康被害が報告され日本では事実上ワクチン接種が停止されている事例や、AS03が添加された新型インフルエンザワクチン接種を受けた北欧諸国の人々でのナルコレプシー発症頻度の有意な増加等の事例と類似の将来事例の発生を未然に防げる可能性が高まったと考えられる。新しい安全性の高いワクチンアジュバントの開発研究において学術的にも社会的にも貢献出来ると考えられる。
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