研究課題/領域番号 |
16K01466
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
原 由紀 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (50276185)
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研究分担者 |
水戸 陽子 北里大学, 医療衛生学部, 助教 (70721984)
東川 麻里 北里大学, 医療衛生学部, 准教授 (20509103)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 吃音 / 遠隔セラピ― / リッカムプログラム / メール相談 |
研究成果の概要 |
本研究は、COVID-19前に、遠方であったり、保護者の仕事の関係で、頻回な通院が困難な吃音幼児5例に対して、ZOOMを用いてリッカムプログラムの実施を試みた。予定通り完遂できたのは5例中1例のみであった。問題となったのは、ICT技術に対しての不慣れさと不安定さが大きな要因であった。完遂した症例が吃音が消失した時期(ステージ2への移行)は43週であり、研究代表者がほぼ同年の吃音幼児に対面で実施した結果(19-32週)よりは若干長期となったが、内容は対面と同様に実施可能であった。
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自由記述の分野 |
吃音
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
居住地や仕事の関係で頻回に来室することが困難な吃音のある子供と保護者は多い。本研究は、テレコミュニケーションを用いた遠隔セラピーが対面セラピーと同様に実現可能であることを立証した。課題は、安定した通信環境と、情報通信機器の操作への慣れであった。COVID-19以来、一般市民も活用しやすいICT機器やソフトが普及し、遠隔セラピーに対する導入のしやすさは一層増し、吃音のある親子に必要な介入が可能となることが期待される。
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