研究課題/領域番号 |
16K01686
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
田中 美吏 武庫川女子大学, 健康・スポーツ科学部, 准教授 (70548445)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | プレッシャー / あがり / クラッチ / 力動的知覚 / パフォーマンス / スポーツ / セルフトーク / 皮肉過程理論 |
研究成果の概要 |
プレッシャーの克服は多くのスポーツ選手が抱える心理的問題であり、プレッシャー下でのパフォーマンスや身体運動について多大な研究が行われている。本研究では外的環境の知覚の歪み(力動的知覚)がプレッシャー下で生じるのかについて検討し、さらにはプレッシャー下での力動的知覚とパフォーマンスの関係を調べることを目的とした。陸上の走高跳やダーツ投げを課題とした3つの実験から、①プレッシャー下では課題遂行前に課題難度を高く感じる方向への力動的知覚が生じる、②その変化はプレッシャー下でのパフォーマンスの低下後にも生じる、③課題遂行前のその知覚の変化はパフォーマンスに対して正の効果もあることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
スポーツ心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレッシャーによるスポーツパフォーマンスの低下という問題に対し,50年以上も前から国内外で多くの研究が行われている。本研究では「力動的知覚」という新たな切り口からプレッシャー下における「環境」と「身体」の相互作用を明らかにし、プレッシャー下における身体運動メカニズムを解明する研究を深化させることを狙いとした。陸上の走高跳やダーツ投げを課題とした3つの実験により、プレッシャー下では課題難度を高く感じる方向への力動的知覚が生じるが、その知覚の変化はプレッシャー下でのパフォーマンスに対して正の効果もあることが明らかとなった。プレッシャー下における力動的知覚をポジティブに解釈する応用性が提案できる。
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