非アルコール性脂肪性肝疾患患者46例(男性24例,女性22例)でプレサルコペニアと診断されたのは男性3例 (13%),女性4例 (18%) ,サルコペニアと診断された症例は女性に1例 (5%) のみであり,サルコペニア肥満はみられなかった。骨格筋指数と相関する因子は,男性でBMI, IGF-1,エネルギーおよび脂肪摂取量,女性はBMIと骨密度のみであった。半年後に2回目の食事指導を行った男性6例は,蛋白質と脂質の摂取量が低下してエネルギー摂取量が低下し,骨格筋量が低下していた。女性13例は,炭水化物と脂質の摂取量の低下によりエネルギー摂取量が低下したが,骨格筋量は変化なかった。
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