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2018 年度 研究成果報告書

膵関連自己抗体の早期検出法の開発と食・生活パターン解析による生活指導法の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 16K01846
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関徳島文理大学

研究代表者

橋田 誠一  徳島文理大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (10156268)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード1型糖尿病 / 緩徐進行型 / 膵島関連自己抗体 / GAD抗体 / IA-2抗体 / インスリン自己抗体 / 高感度測定法 / マルチ抗体測定法
研究成果の概要

従来ELISAの100-1,000倍高感度のGAD抗体やインスリン自己抗体およびIA-2抗体検出法を開発し、これらを組み合わせた2種抗体(GAD抗体およびIA-2抗体)の高感度マルチ抗体検出法を開発した。1型糖尿病患者血清では、実測値/予想値比が48~162%、的中率は28/28(100%)であった。その結果、1回の同時検出法による陽性抗体検出率が向上し、高感度マルチ抗体検出法の有用性が示唆された。また、高感度検出法の自動化装置も上市化でき、現在、これに搭載するキットの開発を行なっている。一方、コホート研究における抗体陽性者と食生活パターン解析では、特筆すべき結果は見当たらなかった。

自由記述の分野

臨床化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

1型糖尿病や緩徐進行1型糖尿病では、発症前の早い時期に数種の膵島関連自己抗体が発現し、徐々にインスリンを分泌する膵臓β細胞が破壊されることにより、最終的にインスリンの絶対的欠乏に至り発症すると考えられている。そのため、数種の膵島関連自己抗体が測られ診断されていたが、従来の酵素免疫測定法(ELISA法)では、検出感度が低いため、早期の発見または低濃度の自己抗体を検出することが困難であった。
今回、報告者はこれら膵島関連自己抗体の高感度検出法や高感度マルチ抗体検出法を開発し、また、自動化機器も上市化しているため、膵臓β細胞機能が残っている早期に診断・治療されることが期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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