WHOとUNICEFから認証されている「赤ちゃんにやさしい病院」で母乳育児を成功させる要因を解析した結果、(1)1か月時の高母乳率の維持のために支援が必要だと考えられた。(2)2,432組の母子で1か月時の母乳栄養を調査した。初産婦では、完全母乳栄養は母親の年齢が24~26歳までが90%以上であったが、20歳台後半から80%となり、30歳台前半から70%前後と低下し、40歳台はさらに低下した。一方、経産婦では、完全母乳栄養は20歳台から30歳台後半まで80%以上で低下傾向は乏しかった。初産と経産で母の年齢が母乳育児へ関わった。(3)2007~2018年の12年間の母乳育児の報告書を作成した。
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