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2018 年度 実施状況報告書

ビジネス・エシックスと異文化間コンフリクトの諸問題

研究課題

研究課題/領域番号 16K02131
研究機関神田外語大学

研究代表者

松井 佳子  神田外語大学, 外国語学部, 教授 (60255180)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードグローバル人材 / 異文化間コンフリクト / ワーク・ライフ・バランス / グローバル・エシックス
研究実績の概要

平成30年度は前年度の研究会「異文化間コンフリクトと倫理」の成果を踏まえ、8月4日(土)に神田外語大学8号館にてワーク・ライフ・フォーラムを開催し、『「ワーク・ライフ・バランス」の再考察:“グローバル人材”という概念の超克の試み』というテーマのもと各々の研究発表に加え多角的な視点から活発な討議を行った。
出席者は10名(ロンドン大学のポール・スタンディッシュ先生(Professor Paul Standish)、京都大学の斉藤直子先生、神田外語大学のサウクエン・ファン先生、ロマン・パシュカ先生、小中原麻友先生、豊田聡先生、三菱商事テクノス(株)の市田純也氏、学生2名)。本フォーラムでは“グローバル人材”とは一体何かという根本的な問いかけを皮切りに、「ワーク・ライフ・バランス」の考察を巡って様々な専門領域(異文化コミュニケーション、ビジネス・エシックス、哲学、教育哲学、批評理論、比較文学・文化、企業代表者、本学の学生が一堂に集まり多元的な視点からディスカッションを実施することで倫理的な課題がいくつか見出すことができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

概ね良好。異文化間コンフリクトの諸問題を検討する際に、人間の生活そのものへの倫理的な眼差しは不可欠である。その意味で本年度のフォーラムは大変知的刺激に富む有意義なものであった。

今後の研究の推進方策

これまでの研究会やフォーラムの実施を通して深めることができた知見や洞察を踏まえて、最終年の統括としての国際フォーラムの実施、海外出張、論文集作成(理論と事例研究の両面を扱う)を予定している。

次年度使用額が生じた理由

米国から招聘予定であった研究者(スティーブン・フェスマイヤー先生)の都合がどうしてもつかなかったため、次年度の再挑戦を計画中である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [学会発表] 「個別性と普遍性が共存する文学の力:人間の生と社会変革へのまなざし」2019

    • 著者名/発表者名
      松井 佳子
    • 学会等名
      一橋大学政策フォーラム『人文学・社会科学におけるインパクトとは何か』
    • 招待講演
  • [学会発表] 「ケネス・レクスロス:「詩」と「政治的なるもの」のはざまで2019

    • 著者名/発表者名
      松井 佳子
    • 学会等名
      国際学術シンポジウム 『文学による日米の架け橋:ケネス・レクスロス、翻訳、戦争』
    • 国際学会
  • [図書] 〈翻訳〉のさなかにある社会正義2018

    • 著者名/発表者名
      齋藤 直子、ポール・スタンディッシュ、今井 康雄
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      東京大学出版会
    • ISBN
      978-4130513296
  • [学会・シンポジウム開催] ワーク・ライフ・フォーラムを開催し、『「ワーク・ライフ・バランス」の再考察:“グローバル人材”という概念の超克の試み』2018

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公開日: 2019-12-27  

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