本研究は話しことばにおける日本語と英語のモダリティ表現を対応関係について、とくに場面でリアルタイプに進むときに観察されるモダリティについて比較することであった。申請時の計画では英語訳が存在する現代日本語小説をデータとするとした。しかし、実際に比較調査を行うと小説データは素材としては不適であった。そのため日本アニメ映画の海外版DVDを利用することに方針を変えた。アニメ映画の台詞は確かに創作であるが、リアルタイムで進む現実に限りなく似せた場面状況が存在するので、場面に即して日英の表出パターンを比較することができた。
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