本科学研究助成に基づく研究成果として、以下の2点を取り上げたい。学術的には、国際学会での研究発表を通して、国際的に主要な出版社からの論文刊行を目指した。結果として、多数の研究者との交流が可能となり、国内外で数回の招待講演の機会を得ることができた。一流の研究者との直接の意見交換を経て、研究手法と研究成果の提示の仕方が妥当であることも確認できた。社会的には、国民の税金に基づく研究であることを強く意識する好機となった。本研究が言語の使用実態に基づく研究であることから、現在のコミュニケーションに力点を置く語学教育へ、言語学の立場から貢献できたものと判断している。
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