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2018 年度 実施状況報告書

戦後日本の社会民主主義とアメリカのフィランソロピー:1960年代の政治経済史

研究課題

研究課題/領域番号 16K03504
研究機関神戸大学

研究代表者

辛島 理人  神戸大学, 国際文化学研究科, 准教授 (20633704)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード冷戦 / 社会民主主義 / フィランソロピー
研究実績の概要

これまでに1957年前後の日本の東南アジア関与について(「アジア、万博、梅棹忠夫 「文明の生態史観」における現在性と歴史性」、『中央公論』132巻2号、pp140-157、2018年2月)論考を発表し、アメリカや韓国の国際学会で報告を行ってきた。
また、「生産性の政治」を軸に、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ市を訪問し、ハーバード大学の大学文書館でハーバードビジネススクールの歴史文書を閲覧することを中心に資料調査を行った。
これまでの共同研究の成果として、戦後アジアと開発主義、さらには学知や制度・政策に関する議論を提起すべく、アメリカやシンガポールの研究者とEngineering Asia: Technology, Colonial Development, and the Cold War OrderをSOAS Studies in Modern and Contemporary Japanの一つとして出版した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

国際共同研究の足掛かりとなるような活動を目標の一つとしていたが、アメリカ・アジア学会でアメリカのアジア研究者とパネル報告を行い、さらに2018年秋に共著を出版するに至った。

今後の研究の推進方策

引き続き、社会民主主義の世界連鎖とフィランソロピーを資源とする学知やハイカルチャーにおけるアメリカニズムに注意して研究を行う。特に労働界や産業界における「生産性」概念の広がりに焦点をあてる予定である。

次年度使用額が生じた理由

計画していたインドネシアなど東南アジアの研究者との交流が、先方の事情で2018年度内にできなかった。そのため、それらを2019年度に執行するため次年度使用額が生じた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 図書 (2件)

  • [図書] 教養としての 世界史の学び方2019

    • 著者名/発表者名
      山下 範久
    • 総ページ数
      458
    • 出版者
      東洋経済新報社
    • ISBN
      4492062114
  • [図書] Engineering Asia2018

    • 著者名/発表者名
      Editor(s): Hiromi Mizuno, Aaron S. Moore, John DiMoia
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      Bloomsbury Academic
    • ISBN
      9781350063921

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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