研究課題
基盤研究(C)
1960年代に日本で幅広い層に対して積極的な働きかけを行ったフォード財団を結節点にした、アメリカ民間財団・リベラルと日本の社民政党・労組、反共リベラル文化・知識人、経済官僚・財界との関係を検証した。ここでの議論の対象は、政党・政治団体による議会政治のみならず、それを取り巻く労働組合や財界、官僚や知識人・文化人などの活動および文壇や論壇でみられる言説も含むものであった。
政治学
西側陣営・日米同盟を支持しつつも保守政党・財界主流に代替しうるような西欧型(英国労働党や西独社民党)の社会民主主義勢力をつくることは可能であったのか? 戦後日本政治の可能性と限界について歴史的な視座から議論を行った。