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2018 年度 研究成果報告書

資本主義の不安定性の研究:非主流派総合モデルによる経済レジーム分析

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03575
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経済学説・経済思想
研究機関立命館大学 (2017-2018)
大分大学 (2016)

研究代表者

佐藤 隆  立命館大学, 経済学部, 教授 (50381025)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード資本主義 / 不安定性 / 賃金主導型 / 利潤主導型
研究成果の概要

非主流派経済学には様々な諸派が存在するが、それらは資本主義が不安定である原因を供給や需要や金融といった様々な要因に求めてきた。しかし、それらの諸派を総合した本研究によると、不安定性の要因は、企業の投資行動や銀行の貸出行動といった資本の運動に内在するものであると考えることができることが分かった。経済に様々なタイプの不安定性が存在するのは、そうした不安定性を引き起こす経済条件が存在するからである。

自由記述の分野

資本理論 社会経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

主流派経済学は、資本主義が不安定性である原因を外生的な経済ショックに求めてきた、しかし、非主流派経済学の考え方を総合して分析した本研究によれば、資本主義が不安定である理由は、企業の投資行動や銀行の貸出行動それ自体の中に、不安定性を引き起こす原因が内在しているという点が明らかとなった。今までの主流派経済学が不安定性をうまく説明できなかった理由の一つは、資本主義ではモノを作ったりカネを稼いだりするためにどれくらいの時間が必要か、という時間の要因をうまく組み入れることができなかった点にあると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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