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2019 年度 研究成果報告書

東アジア企業における経営理念の「生成・伝播・継承」プロセスの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K03898
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 経営学
研究機関日本大学

研究代表者

三井 泉  日本大学, 経済学部, 教授 (00190679)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード経営理念 / 企業のグローバル化 / 経営理念の海外伝播 / 経営理念の継承 / 文化翻訳
研究成果の概要

企業のグローバル展開とともに、企業不祥事や倫理などの問題も新たな局面を迎えている。本研究は、今までほとんど解明されていないアジア企業の経営理念に焦点をあて、その「生成、海外伝播、継承」のプロセスを明らかにした。日本ではホンダ、パナソニック、楽天、オリンパス、ヤクルトなど、海外は、サムソン、POSCO(韓国)Ningbo Fotile Group(中国)などを対象とし、現地調査とインタビュー等を通じて、経営理念の成立、海外伝播、継承方法の調査を行った。その結果、歴史、社会、文化背景等により経営理念の意味、機能、伝播等に違いがあること、経営理念の海外伝播には文化翻訳を伴うことが明らかとなった。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

企業経営における経営理念の重要性は認識されつつも、グローバル化の展開の下でこの問題が検討されたことは少なかった。本研究は、特に東アジア企業に焦点を絞り、学際的研究協力者(社会学、宗教学、文化人類学等)の協力を得て、現地調査やインタビュー調査を丹念に行って、経営理念の成立、海外伝播、継承のプロセスを明らかにした。その結果、経営理念の意味や機能、海外伝播や継承スタイルに、時代、文化、社会背景が影響していることが明らかとなった。特に経営理念の海外伝播においては、言語のみならず文化翻訳がなされていることが明らかとなった。この成果は学術のみならず企業のグローバル化にとって実践的意義もあると思われる。

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公開日: 2021-02-19  

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