| 研究課題/領域番号 |
16K04012
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| 研究機関 | 明治大学 |
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研究代表者 |
鈴木 研一 明治大学, 経営学部, 専任教授 (80309674)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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| キーワード | マネジメントコントロール / 固定収益会計 |
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| 研究実績の概要 |
［基礎的データ収集］解析に必要となる基礎的データを収集した。その中で，解析ソフトのバージョン・アップや，従業員および顧客アンケート調査票の改善を実施した。
［因果関係の解析］前年度と同様に顧客志向と従業員の相互作用，協働への動機づけメカニズムを検証した。構成概念として恩蔵直人・石田大典の顧客志向と従業員意識の因果モデル（「顧客志向が製品開発チームとパフォーマンスへ及ぼす影響」『流通研究』第13巻第1/2号，19-32頁，2011）および伊丹敬之の場のメカニズム（『場の論理とマネジメント』東洋経済新報社，2005）を採用し，共分散構造分析によって解析した。
また，戦略の変化を考察するとともに，前年度，構築した分析モデルを用いて，利益安定化のメカニズム（業績評価ルート），戦略の創発的是正，利益安定化のメカニズム（戦略ルート）を解析した。基礎理論としてミンツバーグの創発戦略（斎藤嘉則監訳『戦略サファリ―戦略マネジメント・ガイドブック―』東洋経済新報社, 1999）を採用した。
［因果関係の時系列推移の解析］因果関係や変数の平均値，ばらつき，他の変数に与える年度を超えた影響の変化等の時系列推移を体系的に検討し，固定収益会計導入による利益安定化メカニズムを分析した。
［リサーチサイトの追加］海外リサーチサイトにおける調査を研究協力者のJamaludin氏および彼の博士院生の協力のもとで開始した。業種の多様性の確保の視点からリサーチサイトの追加をしつつある。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
リサーチサイトの確保：当初計画どおり確保できた。
基礎的データ収集：解析に必要となる基礎的データを，従業員アンケート調査および顧客アンケート調査によって収集できた。
６つの研究項目：顧客志向と従業員の相互作用の分析，協働への動機づけメカニズムの分析，利益安定化のメカニズム（業績評価ルート）の分析，戦略の変更のインタビュー調査，戦略の創発的是正モデルの検討，利益安定化のメカニズム（戦略ルート）の分析が当初計画どおり進捗している。
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| 今後の研究の推進方策 |
基礎的データ収集：解析に必要となる基礎的データを収集する。その中で，解析ソフトのバージョン・アップや，従業員および顧客アンケート調査票の改善を行う。
因果関係の解析：前年度と同様に顧客志向と従業員の相互作用，協働への動機づけメカニズムを引き続き検証し，同じ因果関係が年度を超えてあることを証明する。
加えて，戦略の変化を考察するとともに，前年度，構築した分析モデルを用いて，利益安定化のメカニズム（業績評価ルート），戦略の創発的是正，利益安定化のメカニズム（戦略ルート）の解析を継続する。
因果関係の時系javascript:onSave();列推移の解析：因果関係や変数の平均値，ばらつき，他の変数に与える年度を超えた影響の変化等の時系列推移を体系的に検討する。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
（理由）
小額のため，時期に繰り越す。
（使用計画）
謝金で使用する。
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