研究課題/領域番号 |
16K04370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
近藤 真前 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (30625223)
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研究分担者 |
渡辺 範雄 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20464563)
中山 明峰 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (30278337)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 持続性知覚性姿勢誘発めまい / 慢性めまい / アクセプタンス&コミットメント・セラピー / 認知行動療法 / 前庭リハビリテーション / 無作為化比較試験 |
研究成果の概要 |
非器質性慢性めまい疾患である持続性知覚性姿勢誘発めまいに対して、新世代認知行動療法であるアクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)の集団プログラムによる単群介入研究(パイロット研究)を実施し、29例に対して主要評価項目であるDizziness Handicap Inventoryの6ヶ月後までの有意な改善、および大きな効果を予備的に確認した。その結果に基づいて、ACT集団プログラムと前庭リハビリテーションのセルフパンフレットを比較する無作為化比較試験を開始し、2020年度に終了予定である。
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自由記述の分野 |
心身医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
器質的異常が見つからないが浮動感や不安定感が持続する持続性知覚性姿勢誘発めまいの患者は少なくない。現時点で治療法は確立しておらず、無作為化比較試験によるエビデンスが最も強いのは認知行動療法である。本研究では、研究責任者が行ってきた慢性めまいに対する認知行動療法の研究を発展させ、より効果が高い可能性がある新世代認知行動療法のアクセプタンス&コミットメント・セラピーの集団プログラムを世界で初めて開発し、パイロット研究にて効果を予備的に検証した。その結果を踏まえて無作為化比較試験を実施中であり、治療法に重要な進展をもたらし、臨床家が患者に効果の証明されたプログラムを提供できるようになる可能性がある。
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