Sr-Ca-Cu-O系超伝導材料の湿度センサへの応用可能性を、Sr-Ca-Cu-Oクラスターの(100)および(110)面にH2O分子やH+,OH-を接近させた際の様子を、分子軌道計算で調べた。 計算から、H2O分子およびH+を(110)面に垂直な方向から接近させた際には、吸着やインターカーレーションが生じること、また(100)面に垂直な方向から接近させた場合にはインターカーレーションが起きないことがわかった。 このことからSr-Ca-Cu-O系の(100)面は(110)面よりも活性度が低く、センサに応用する際は(110)面を外気に触れされる必要があることを明らかにした。
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