研究成果の概要 |
本研究では balanced と呼ばれる良い彩色構造を持つ単体分割の組合せ構造に関する研究を行った。主要な研究成果は次の通りである。
[1] Balanced単体分割の面の個数の下限に関するNovikとKleeの予想を肯定的に解決。[2] スタンレー・ライスナー環のレフシェッツ性に関する研究を行い、(1,1,1)-balancedと呼ばれる仮定の下では環がレフシェッツ性を持ち, (2,1)-balancedと呼ばれる仮定の下ではレフシェッツ性は必ずしも成り立たないことを明らかにした。[3] 閉曲面のbalanced単体分割の5角形変形に関するIzmestiev-Klee-Novikの問題を解決。
|