測地線空間の理想境界の位相的性質を次の視点から調べた。一つは境界の局所的ホモロジー群が自明なの境界全体の位相的性質、もう一方は位相的に具合の良い性質が全く期待できない場合の観点の開発であった。 前者は、局所的にホモロジー群が自明になるならばANRと類似した性質をもつと考え、V. Valov (Nipissing University, Canada)との共同研究の結果を学術誌 Topology and its Applicationsに発表した。 後者は、コホモロジー次元が鍵になると考え、その経過をRIMS共同研究「一般トポロジー とその関連分野の進捗」(2023年6月5ー7日)で報告した。
|