構成性は数理論理学の重要な主題の1つで、直観主義論理や構成的数学における基本的概念である。これを特徴的に表す選言特性(disjunction property)と存在特性(existence property)は、中間述語論理と直観主義的(構成的)数学でほぼ独立に研究されてきたが、重なる部分が見いだされた。これを梃子に研究を融合的に推進することが本研究の構想である。 学術的に特に重要な成果:構成的数学や直観主義的算術の研究者と議論し、算術的完全性定理を利用して、中間命題論理のKripkeモデルから中間述語論理のKripkeモデルを経由して直観主義的算術のモデルを構築する手法を構築した。
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