千葉氏との研究で,指定された個数の閉路または道がグラフに存在するための次数条件についてのサーヴェイ論文を執筆した.その過程で千葉氏と,グラフを閉路で分割するための次数和条件に関する結果を3つ得ることができた.Chen氏,千葉氏,Gould氏,Gu氏,斎藤氏,津垣氏との研究で,非隣接2頂点の次数和という観点で,密なグラフには部分構造として密な2部グラフが存在することを証明した.太田氏と千葉氏との研究で,閉路の長さの分布に関する1998年のBondyとVinceの予想および2018年のMaらによる予想の共通の一般化となる結果を得た.
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