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2018 年度 研究成果報告書

液体エアロゾルパルス生成法の開発とその電子スペクトル測定

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05520
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

下條 竜夫  兵庫県立大学, 物質理学研究科, 准教授 (20290900)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード液体 / エアロゾル / XAFS / 光電子分光
研究成果の概要

エアロゾルは大気化学、環境化学などで話題になる数μmのマイクロ微粒子のことである。気候変動や大気汚染などの原因物質とされ、近年、大きな興味がもたれている。エアロゾルを大きく分類すれば、固体のものと液体のものに分けられ、固体のエアロゾルは、物性・構造・粒径分布が精力的に研究されてきたが、液体エアロゾルは研究が遅れていた。
本提案では、この液体エアロゾルの電子状態およびその構造を明らかにするため、真空中に溶液状のエアロゾルをパルス噴射する装置を製作し、分光測定、特に光電子スペクトルとX線吸収スペクトル(いわゆるXAFS)測定実験を真空下で行った。

自由記述の分野

物理化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、まだよく知られていない液体エアロゾルの特性を調べるため、真空中に噴出する新しいノズルを開発した。また、そこに軟X線放射光を照射し、そこから生成するイオンや光電子のスペクトルを分光測定した。結果的に、十分なデータはまだ得られていないが、今後、改良を加え、測定したスペクトルと計算の比較により液体エアロゾルの特性評価を行い、最終的にその結果を新しい産業利用へとつなげたい。

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公開日: 2020-03-30  

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