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2019 年度 研究成果報告書

2段式ダイヤモンドアンビル装置によるテラパスカル超高圧実験技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 16K05530
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 固体地球惑星物理学
研究機関東京大学

研究代表者

八木 健彦  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 客員共同研究員 (20126189)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード超高圧実験 / ダイヤモンドアンビル / 2段式
研究成果の概要

今まで最も高い圧力での静的な高圧実験が可能とされてきたダイヤモンドアンビルを越えて、地球中心部の圧力を越す400GPa以上の超高圧を発生できる新たな実験技術の開発に取り組んだ。通常のダイヤモンドアンビル装置の中にミクロンサイズのアンビルを入れる2段式加圧法の開発により、400GPaを越す圧力の発生までは達成したものの、まだ500GPaを越えることには成功していない。しかしミクロンサイズの試料を超高圧下までルーチンに加圧する手法は確立され、今後さらに改良を加えることにより、新しい超高圧科学の研究の可能性が高まった。

自由記述の分野

高圧物理学、高圧地球科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高圧実験技術の進歩は、物理学、地球科学、材料科学など多方面において新たな研究の展開を可能にした。その結果はダイヤモンドの人工合成が可能になってダイヤモンドが広く社会で使われるようになったり、超高圧下で新しい高温超伝導体が発見されるなど、社会にも大きな影響を及ぼしている。今まで高圧発生限界の拡大は、常に新たな研究の展開に結びついてきた。現在の400GPaとされる限界を超す圧力技術の開発は、また新たな高圧科学の進展に結びつくと期待され、本研究で得られた知見を元に今後さらなる発展が期待される。

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公開日: 2021-02-19  

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