災害対応ロボットは、有線通信を利用することがあるが、ケーブルの重量や引っかかりなどの問題がある。無線通信の不確実性を解決すれば、ロボットの無線遠隔操縦をより信頼性高くすることができる。 本研究は、我々がこれまでに行なった電波伝搬シミュレーション技術を用いて環境の電波状況を可視化する研究をさらに推し進め、環境中で通信が途切れないような走行経路を求めた。また通信断絶がおきるような広範囲の環境では無線中継技術を用いるが、環境中のどこに、何台の中継器を置くのが最適かを求める研究も行なった。 これらの研究により、災害対応ロボットの通信トラブルを減らすことができる。
|