研究課題
基盤研究(C)
広範囲で安定して給電するため、外径部、内径部の円形コイルと、中間部の対数螺旋コイル、中間部と内径部をつなぐ対数螺旋の接続部で構成される対数螺旋型の送電コイルを提案し、関数で表現できるコイルは、数値計算により、インダクタンス、結合係数を得ることができた。さらに、コイルの抵抗値である直流抵抗と表皮効果および近接効果による交流抵抗も算出し、コイルのQ値の導出を行った。また、実用化を考慮した励磁回路の製作、生体への電磁界影響に配慮した電磁界シミュレータによるSARの評価方法について検討した。
磁気工学
本研究の対数螺旋のような形状を関数で記述できるコイルであれば、自己インダクタンス、相互インダクタンス、抵抗の計算が可能であり、電力伝送の送電電力や効率を予測することが可能となる。複雑なコイルでも形状を関数で記述できれば、計算でき、設計が可能となる。また、電磁界を発生する機器は、設計の段階で電磁界暴露の評価を行うことで、より安全、安心につながる製品を提供できることにつながる。