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2020 年度 研究成果報告書

厚さ方向に磁気異方性が変化する金属-酸化物グラニュラ薄膜のウェットプロセス形成

研究課題

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研究課題/領域番号 16K06282
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関奈良工業高等専門学校

研究代表者

藤田 直幸  奈良工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (90249813)

研究分担者 平井 誠  長岡工業高等専門学校, 電気電子システム工学科, 准教授 (00534455)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2021-03-31
キーワード磁場中電析 / 異方性方向制御 / 電磁波吸収材料 / ウェットプロセス形成
研究成果の概要

アモルファスFe-B薄膜に,外部から磁場を印加して,成膜途中で,磁場印加方向を90°変化させて,磁化容易軸が直交する2層膜の成膜を行った.1層目と2層目で膜の特性のばらつきを抑えるために,溶液温度が一定になるようにポンプを使った溶液供給を考案した.その結果,磁化容易軸が直交する2層の薄膜が電析により容易に作製できることが明らかになった.さらに,新しい金属微粒子内包絶縁膜の作製方法を検討した.Fe-Ni微粒子に高分子電解質を吸着させて,これを水溶性エポキシ溶液に浸漬させて,電析すれば5分で80μm,微粒子含有量22vol.%の薄膜が得られれることが明らかになった.

自由記述の分野

電気電子材料

研究成果の学術的意義や社会的意義

通信が高速になるに伴って,高い周波数で動作する電磁波吸収材料が必要となっている.本研究は,めっき法という安価な方法で,優れた電磁波吸収材料を作ることを目指している.外部から電磁石で磁界を加えながら,めっきすると,磁界を加えた方向が磁石になりやすい膜(磁化容易軸という)ができる.磁界を加える方向をめっきの途中で90°ずらすことで,膜の厚さ方向で,磁化容易軸が90°ずれた膜が作製できた.こうすることで,あらゆる方向からくる電磁波が吸収できるようになる.

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公開日: 2022-01-27  

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