研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超伝導集積回路では , シリコンデバイスに置き換わる可能性があり、高速なスイッチングで注目されている。 しかし超伝導集積回路への不要磁束の捕獲による超伝導電流の現象が問題となっている。本研究により , 垂直磁界を交番で加えることにより、一度減少した超伝導電流の復活がおこなえることがわかり、超伝導集積回路の問題点のひとつを解決する手だてが得られた。 また、履歴現象があるということは , 同じバイアス電流下で [0] と [1] の2状態が存在することになり , 新しい記憶素子, 論理素子への応用が期待できる。
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