ほうれんそうより単離精製したクロロフィルにより赤色LEDを作製し、同時に単離精製したβカロテンの抗酸化作用による素子動作寿命の改善を実現し、そのメカニズムを解明した。また、βカロテン添加による発光波長のブルーシフトと発光強度の増加についても検討した。青色蛍光色素はアオダモの枝から抽出可能であり、緑色蛍光色素はミニトマトからカラムクロマトグラフィーにより抽出することに成功した。以上の成果は、光三原色の発光が植物色素で実現できることを示す。 植物色素を利用する色素増感太陽電池を作製し、ベリー系くだものに含まれるアントシアニン使用時に良好な光電変換効率を実現できることがわかった。
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