研究成果の学術的意義は,(1)既に発展を遂げている音声・二次元画像向けの電子透かしではなく,三次元画像向け電子透かしを研究して複数種類の有効な手法を開発した点と(2)一次元や二次元の信号処理手法ではなく,三次元空間を考慮した三次元メッシュ向けのベクトル信号処理を研究して三次元信号処理の有効性を実証した点にある.一方で,社会的意義として,三次元メッシュ電子透かしの研究成果から,コンテンツ保護技術である電子透かしの性能向上および基盤理論という結果が得られた.また,これらのセキュリティ機能強化により,本研究成果には三次元画像の普及を促進するという意義があった.
|