本研究は,インクジェットノズルを用いて正確にピコリットルサイズに制限された液滴を形成し,その液滴内を反応場とすることで,ナノ構造が制御された単分散で多孔質な中空酸化チタン粒子を作製し,この粒子の用途開発として,中空粒子内にビタミンを導入し徐放性能の高性能化を図ること,中空粒子内に窒素化合物を導入し,可視光における光触媒活性の向上を検討した。また,チューブリアクター内で液滴を形成させ,その液滴内で酸化物粒子を作製し,中空構造ならびに粒子サイズについてインクジェットノズルによるプロセスと比較検討を行い,評価した。さらに,液中静電微粒化プロセスによる液滴形成プロセスとも比較を行い,評価を行った。
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