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2018 年度 研究成果報告書

アルツハイマー病において早期に変化する分子の病態分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07040
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

田川 一彦  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (80245795)

研究協力者 岡澤 均  
藤田 慶大  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードアルツハイマー病 / 超早期病態 / MARCKS / SRRM2 / タウ / アミロイドβ / 神経変性疾患
研究成果の概要

アルツハイマー病(AD)ではアミロイド仮説に基づきアミロイドβ(Aβ)抗体治療法などの開発が進められてきたが、臨床試験で認知症状の明らかな改善がこれまでには認められていない。アミロイド蓄積前の超早期ADにおける治療法の開発を目指して、申請者らはリン酸化プロテオーム解析によりAD病態タンパク質を同定した。本申請では当初AD病態タンパク質GAPDHに注目し研究を計画したが、同様にAD病態タンパク質であるMARCKS、SRRM2と、Aβ以外のトリガー分子として申請書にも記載したタウについて、分子病態の解明に進展がみられたので、研究計画を修正しそれぞれがAD分子病態に関与することを論文として報告した。

自由記述の分野

分子神経病理学、生化学、分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アミロイド仮説に基づいて開発が進められてきたADの治療法が臨床試験での成果が得られていないという学術的な問題に対して、アミロイド仮説の前後あるいは並行して起こる超早期のAD分子病態に基づいた治療法の開発を進めることで、我々は問題の解決を目指している。先行研究により同定したAD病態タンパク質の解析を進めることで、認知症のうち最も多いADの予防を含めた治療法の開発が期待できる。本研究の成果は、超高齢化社会を迎えた日本をはじめとし国際的にも高齢化と認知症問題の解決法の一端として社会的に重要な意義がある。

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公開日: 2020-03-30  

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