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2018 年度 研究成果報告書

エクソーム解析における疾患原因変異同定率の低迷を打破するための多面的アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 16K07211
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 ゲノム医科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

宮 冬樹  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (50415311)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードエクソーム解析 / 疾患遺伝子変異 / 遺伝性疾患 / 次世代シーケンサー / CNV解析 / ミトコンドリア / 全ゲノムシーケンス
研究成果の概要

次世代シーケンサーを用いたエクソーム解析は疾患原因変異同定に有用な手法であるが、その同定率はこれまで30%程度で未同定例が多いという課題があった。
そこで我々は、原因変異同定率を更に向上させるための複数手法を統合させた解析手法を開発した。通常法に加え、独自開発した挿入・欠失(indel)検出ソフトの開発、コピー数変異の検出における最良法の検証と組み込み、ミトコンドリアDNAの解析手法の追加、タンパク質ドメイン解析による候補変異の絞り込み手法、等を組み込むことで新たな疾患変異を同定する手法を確立した。実際に多数の新規疾患原因変異を同定し、研究期間内に20報を超えるエクソーム関連論文を発表した。

自由記述の分野

メディカルバイオインフォマティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の研究成果で疾患の遺伝子変異を同定する新たな手法論を構築し発表することで、その同定率を10%以上増やすことができた。解析手法を改良することによって、未同定疾患原因変異の新たな発見も可能であることを証明したことで、将来的な解析への応用は当然であるが、過去データの再検証で新規原因変異が同定されることも期待される。病気の原因変異が分かると、病気のメカニズム解明や薬剤ターゲット候補の発見、将来の発症予測、等に役立たせることができ、本成果は今後その一助になると考えられる。

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公開日: 2020-03-30  

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